ダブルクッションのメリット・デメリット
2010年09月01日
日本人にはあまり馴染みのないダブルクッションですが、有名外資系ホテルのほとんどがダブルクッションのマットレスを採用しています。
日本でよく使用されているシングルクッションは、住宅が狭く、収納が多く取れない日本の住宅事情からマットレスの下のベッドフレームに収納をつけるようになったと言われています。
では、なぜホテルや海外ではダブルクッションが使用されているのでしょうか?
それは、ベッドを購入する本来の目的である、睡眠重視の考え方からきているようです。
ダブルクッションがなぜ快眠・熟睡を与えてくれるのか?
快眠ベッドの選び方をマスターするために、ダブルクッションの特徴を見ていきましょう。
<腰痛解消快眠ベッドの選び方~ダブルクッションの特徴>
・体圧分散に優れている
強い荷重(おしりや腰のような体重の重い部分)でもボックススプリングに吸収され、局部的な反発が少なく、肩から足首まで無理のないリラックスした寝姿勢を維持することができます。また、理想的な姿勢を保ちつつ体圧分散されるので寝返りが減り、人体が疲労回復に必要とする良質な睡眠・快眠・安眠を提供してくれます。
・ホテルも認める耐久性
極端な強い荷重(腰をかけた状態)の時も、ボックススプリングに一度で吸収され、マットレスに直接負担がかからないので、マットレスの耐久性がよくなります。
外資系ホテルがダブルクッションを採用する要因には、寝心地だけではなく、買い替えリスクが減りコストを抑えられることができるからです。
・通気性に優れている
マットレスをボックススプリングが大きな空気層を構成しているので、夏は断熱効果、冬は寒気を防ぐ効果があり、かつ通気性に優れています。
また、ダブルクッションはマットレスを2つ重ねているので、上から下へポンプのように空気を逃がします。そのため、湿気がこもりにくく、梅雨の時期でもカビの生える心配はありません。
マットレスの下には、収納つきのベッドフレームにしたいと考えていた方も、これを機にもう一度考え直してみても良いかもしれません。
ベッド・マットレスを購入する目的は、快眠による健康への投資なのですから。
寝心地・耐久性・通気性の3つが揃うダブルクッションは魅力的です。
シーリー・シモンズなど有名マットレスメーカーも採用してるのも頷けます。